<北欧編その2>
■5/2(水)Stockholm
まずは、ツーリスト・インフォメーションに行って、ストックホルムカードを入手。
今回は、二日間有効のもの。
ついでに、ストックホルム私立図書館の場所も教えてもらう。
さて、今日は、ユールゴーデン島の日。
まずは、北方民族博物館へ。
ここの民族コーナーを見て、もうトキメキ度200%。来てよかったと心底思う。
建物自体も、全体の展示も素晴らしい。
民族コーナーでは、なんだかもういろんなインスピレーションが湧いてきて、
来年、全力を注ぐ予定の8plus8周年展の企画にも、何か生かせそうな気がする。
今後の作品づくりに影響が出るだろうな…。図録を入手。
そして、お昼を食べに、ローゼンダールガーデンへ。
バスの終点で降りて歩くのだけど、よくわからず、犬の散歩中のご婦人に道をきく。
ホントに素晴らしい場所よ!と言っていた。わくわく。
教えてもらったとおりの道を行くとバッチリたどり着けた。
というか、道自体も緑の中で、ローゼンダールガーデンももちろん緑の場所なので、
はっきりとした境界線はわからなかった。
あまりの気持ちよさに、「何なの、これは…この国は…!」と思わず独り言をつぶやく。
親子連れやお年寄りが多い気がする。
緑の中を歩いて、カフェへ向かう。
ここで、有機栽培で作った野菜や果物などを食べられる。
私はスープセットを注文。たぶん、きのこや野菜がいっぱい入ったスープ。
説明してもらったのに、忘れた…。
次に並んでいた女性が、スープはおいしいわよ!と言っていたけど、本当にしみじみおいしかった。パンも。
いろんな小鳥が、パンくずを目当てに、本当に目の前までやってくる。
カモたちもふつうに、その辺を歩いている。
コペンハーゲンもマルメもそうだったけど、野生の鳥が、町中の緑にふつうにいる。
親子だったりするし。
ローゼンダールガーデンの本(レシピブック)と、ここで作られているマーマレードを買う。
↑ローゼンダールガーデンのりんごの木。この下でごはんを食べたり。
気持ちよくて、今日はもうすでに満足。
でも、次なる目的地、ユニバッケンへ。
ユニバッケンは、リンドグレーンのテーマパーク。 やはり親子連ればかり。
そんな中、一人でゴンドラに乗り、アトラクションを楽しむ。
リンドグレーンは、ピッピとやかまし村とロッタちゃんぐらいしか、内容を知らないので、
もっとちゃんと読んでおけばよかった!と後悔。
子どもたちは、赤ちゃんから中学生ぐらいまで、みんなすごく楽しそう。
さすがリンドグレーンは愛されているな~。
リンドグレーン賞をとった荒井良二さんの絵や資料もあって、妙に感心。
今年は、リンドグレーン生誕100年なので、ボローニャでも特設ブースがあったし、
各地でいろいろと催しがあるようだ。
そして、スカンセンへ移動。
スカンセンは…広かった!広すぎるーー。
まだ、いわゆるシーズンではないので、閉まっている場所もけっこうあったけれど、
うろうろさまよいながら、昔の建物やスカンジナビアの動物を見て回る。
人もまばらで、ますます広い。
スカンセンでお土産を買いたかったので、歩き回ってぐったりしつつも、最後にショップでがんばる。
ダーラヘストはやっぱり欲しい。木の工芸ものとか、布ものとか。
北欧ショッピングは楽しい。日本でも手に入るけど…。
今日は、バスの47番で行ったり来たりした一日だった。
↑スカンセンにて。
■5/3(木)Stockholm
今日はアスプルンドの日。
まずは、昨日場所をきいたストックホルム市立図書館へ。
写真で見たことはあったけれど、ドーム型の書棚には心がときめく。
大英博物館にもありますね。
子供の本のコーナーには、借りたい、いや、買いたい本が山のようにあった。
ここでは、日本人女性二人組とすれ違う。
こういう時、なんとなーく気まずいは気のせい?
それにしても、こんな図書館をフツーに利用できるストックホルム市民がうらやましい!
↑ストックホルム市立図書館。
続いて、アスプルンドその2、森の火葬場へ。
Skogskyurkogarden は駅名にもなっていて、電車からも広大な緑の墓地が見える。
ちなみに世界遺産。
入り口から入ると、遠くに大きな十字架が。
これも写真で見たことがあったけれど、実際に見ると、うわーと感動。
なだらかな緑の土地が連なって、その先は森になっていて、お墓が美しく並んでいる。
とにかく広いので、火葬場と教会を目当てにして、ぶらぶら散歩する。
火葬場はすぐにわかったけれど、教会はカンを頼りに探すと、すんなり見つかった。
残念ながら、開いていなかったけど(運がいいと、たまに開いているらしい)、その外観だけでもよかった。
教会までのアプローチが素晴らしい。ただ一直線の木立の間の道だけど。
ここのお墓は、緑の上に十字架や墓石がきれいにこぢんまりと並んでいる。
緑には、自生した小さな花がたくさん咲いていて、さらに墓石の後ろには、それぞれいろんな花が植えてある。
こんなお墓だったら入りたい。
本当に広いので、ガーデナーのような人がいて、いろんなところで手入れをしていた。
お墓のスタッフなのだろうけど、ガーデナーみたいだった。
それとも、本当にガーデナーなのだろうか?
↑森の火葬場。遠くに十字架。
次は、グスタフスベリ陶磁器博物館へ。
Slussenの駅からバスへ乗り換え、20分あまり。
海辺の小さな街は、グスタフスベリの街という感じで、その辺一帯に、
工場や博物館、アウトレットショップなどが固まっている。
イマイチ案内地図がわかりづらく、どこに何があるのか把握するのに時間がかかった。
博物館で、目当てのリンドベリの展覧会を見る。堪能。
しかし、お客さんがほとんどいない。
図録を購入し、いざ、アウトレット探しに。
でも結局、ここではめずらしく何も買わなかった。
Slussenへ戻り、徒歩で、ティオ・グルッペンへ。
このお店のテキスタイルを見たくて、いそいそと。
ここで、ティオ・グルッペンの活動をまとめた本を発見。分厚い、高い、でも買う。散財。
この時点で、けっこうくたくただったけれど、ストックホルムにいるのに、
いわゆる観光名所に行ってないので、そのままガラムスタンまで歩く。
さすがに観光客がいっぱい。
古い街並が残っているので、横道なんかが特にいい雰囲気。
いろいろ写真に収めつつ、そのまま歩いてホテルまで帰る。
余談だけれど、Slussenで並んで食べた、屋台のニシンのフライのサンドイッチが、超うまかった!
黒パンに、ニシンのフライと赤たまねぎや緑の野菜(名前がわからない…)がのっかていて、
甘酸っぱいソースがかかっている。また食べたい!
■5/4(金)Stockholm→Helsinki
入りきらなくなった荷物(ほとんど本)を小包で送るべく、朝から駅の郵便局へ。
しかし、見あたらない…なぜ??
いろんな人にきいても、要領を得ず。
重い荷物を持ってホテルへ戻り、フロントできくと、
近くで開いている郵便局をいろいろ調べてくれた。
スェーデンでは、コンビニなどで、郵便が出せるらしい。
でも、私の場合は荷物を梱包して日本まで送るので、やはり郵便局へ。
再び、重い荷物を持って、教えられた郵便局へ。
ここも二人ぐらい人にきいて、ようやくたどり着く。
12時にチェックアウトしなければならないので、時間が気になりつつ、ようやく荷物を出す。ふぅ~~やれやれ。
アーランダエキスプレスに乗って、アーランダ空港へ。
またSASで、いよいよ最終目的地ヘルシンキへ。
ストックホルム→ヘルシンキは、一時間弱で着く。近い。
ヘルシンキに降り立つと雨が降っていたけれど、空港から中央駅に着くころには止んでいた。
無事ホテルへ到着。
ここのホテルは、一応デザインホテルらしい。たしかにそんな感じ。
ここでもツインを割り当てられて、ラッキー。
ヘルシンキのスケジュールを練って今日は終了。
ちなみに、フィンランドは、他の北欧諸国よりも、一時間早い。時差あり。
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