検索

8plusのできるまで

最終更新: 2018年5月22日

 

そもそも、8plusとは、私が本気で準備していた店の名前です。 誰もが(本人も含む)小娘のたわごとで、 開くことはできてもすぐにつぶれるだろうと思っていたけれど、 それでも、お金も何もかも失って九州に帰ることになってもいいから、 とにかくやりたいと思い、物件をさがしていたのです。 現実は思っていたよりもとんでもなく厳しく、やはり、実際に動いてみないと わからないことがいっぱいあるなあと実感しました。 ところで、私の野望は、鎌倉に住んで絵本や雑貨をつくって自分の店で売ることなのですが、 条件の合う物件に巡り会わない焦りから、ほとんど無理矢理、 独断と偏見で、鎌倉のとある物件に決めようとしていたところを、兄に止められたのです。 兄にしてみれば、自ら失敗の道へ突き進もうとする、妹の焦りが手に取るようにわかり、 頭を冷やせという忠告をせずにはいられなかったのでしょう。 その時はぶーたれましたが、時間がたつと、冷静になれました。 冷やした頭で考えたことは、私は、つぶれてもいいから店を開くのではなく、 長く続けられる店を開きたいということです。 そして、その店で是が非でも売りたいものは、自分の絵本なのです。 絵本については、自費出版というものに、ものすごーく抵抗があり、 あくまで商業出版にこだわっていました。 何人かの編集者の方に見てもらったところ、透明絵本に関しては、 素材的に商業出版向きでないという反応 (原価は高くなるのは当然でしょう。)でしたが、 内容的には、わりと評価してくださり、プロの客観的判断もわかったところで、 こうなったら、 自分でつくってやろうという気になったのでした。 そして 自分の置いてほしいお店に置いてもらえたら、 なんて楽しいんだ!と営業意欲も満々になったのでした。 そう、これは、自費出版だけれど、あくまで商業目的なのです。  そして、2000年10月、絵本「I go for a walk」は、今までの一冊ずつ 手作り本から、大量生産へと動き出します。 だいたい、200~500部程度が理想だったのですが、 原価を下げるため、恐ろしいことに1000部つくることにしました。 しかも、普通に印刷すると、透明なだけに4色+白1色になり、 けっこういい車が買えるぜ、というような値段だったため、苦肉の策でシール印刷し、 それを塩ビ板に手作業で一枚ずつ貼ったものを製本してもらうという方法にしたのでした。 その作業ときたら、想像するだけで死にそうですが、学生バイトと、 友人、身内のみなさんのおかげで、どうにかこうにか終えることができました。 本当に皆さんありがとう。あの時の私の部屋の様子を見てしまった人は、 何もせずに帰ることができないような有り様だったからね…。 11月13日、いよいよ納品予定なのですが、どういう風にできあがっているか、どきどきです。 それにしても、1000部…。どーすりゃ、はけるんでしょう。 深く考えるのはやめようっと。

さて、8plusは、企画絵本第一弾とシルバー製品をもって、実店鋪の野望は、 ひとまず保留して、web shopとしてスタートさせることにしたわけです。 シルバーにいたっては、ちまちま一点ずつ手作りしていて、 号数はそろってないわ、数は少ないわ、で商売する気ないだろうという感じですが、 様子を見つつ、改善できるところはしていきたいと思っています。 web shop 8plus、ひとまず、プレオープンです! 

2000/11/12

最新記事

すべて表示

8周年をむかえて

2008年11月13日で、8plusは目出たく8周年を迎えました。 8周年記念展示も、無事に行なうことができました。 気がつけば8年経っていたという感じですが、 客観的にみると、けっこうな年月だなあと思います。年を取るはずです…。 8年の歩みを振り返ると、やはり最初の数年は、よくあんな無茶なことをやったなあと、 我ながら恐ろしくなります。若さの勢いってオソロスバラシイ。。 何の後ろだてもない、経験

5周年をむかえて

なんとこの度、8plusは5周年をむかえました。 びっくりです。はやいなあ。 25歳だった私も30歳になりました。 うーん、こう書くと月日の流れを切実に感じます(笑)。 この5年間、手探り状態で進んできましたが、 ようやく最近、少し、自分のやり方が見えてきた気がします。 私は、出版社にいたわけでもないし、 デザイナーとも絵本作家とも編集者とも名乗るのは気が引けるし、 肩書きのないまま、見

copyright(c) 2000-2018  8plus all rights reserved.

※当サイトの画像・文章の無断転写・複製を固く禁止します。