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ボローニャ+北欧・2(2007)

<北欧編その1>

■4/27(金)Bologna→Munich→Copenhagen 今日は移動日。 やっぱり飛行機の乗り継ぎはキツイなあ。 ミュンヘンで乗り換える時間がぎりぎりであせったけれど、間に合ってよかった。 ボローニャ→ミュンヘンの飛行機には、日本人がいたけれど、 ミュンヘン→コペンハーゲンは、日本人はおろか、アジア人も私一人だった。 そんなものなのかな?

実は、ボローニャの空港でトイレに入ったら、ドアが開かなくなり、パニックに…。 ドアは上も下も隙間がなく、非常ベルもないし、搭乗時間は迫っているし、 トイレに閉じ込められて飛行機に乗れなかったなんて悲しすぎる…! と、顔面蒼白。 ちょうど、他の便が出たばかりで空港は空いていて、 トイレに入ってくる人もいない。 開かないカギをガチャガチャ回し、ドアをドンドン叩き、 「助けてぇ~~ドアが開けられないんですぅ~~!!」と必死に叫ぶ(英語で)。 恥ずかしいなんて言ってられません。 するとしばらくすると、運よく、隣に入っていた人がいたらしく、外から開け方を教えてくれた。 開いてよかったよぉ~~!!おねえさん、ありがとぉ~~!! しつこいぐらいお礼を言う。 しかし、どうやってドアが開いたのか、いまだに分からない…。

そんなハプニングもありつつ、夕方には無事にコペンハーゲンに到着。 やっぱり、イタリアとは街の雰囲気が違う。 とりあえずホテルにチェックインして、ふらふらしつつも、夜のチボリ公園へ。 (といっても、夜の9時ぐらいまで明るい)。 みんなが、ディズニーランドなんかより、よっぽどかわいくてセンスがよいと言っていたけど、本当だった。 いたるところに花が植えてあってディスプレイされていて、花の公園だと思った。 『旅の絵本』にも出てくるけれど、中国風とかエジプト風とか、 けったいな(?)建物や乗り物もあって笑える。でもかわいい。 しかし、家族連れやカップルや観光客や、とにかく老若男女でにぎわっていた。 写真を撮って、今日は終了。








↑チボリ公園を見上げるアンデルセン。


■4/28(土)Copenhagen 今日は土曜日なので、蚤の市へ絶対行かねば!と思い、イスラエル広場の蚤の市へ向かう。 庶民のフリマという感じで、ガラクタも多いけれど、食器や家具が、気になるものがたくさんあった。 でも大きいものや割れものはね~…ということで、結局本をあさる。 小汚いけど気になったものを、ちょこちょこ購入。だって安いんだもん。 それから、デンマーク工芸博物館へ。 Osterportの駅から歩いて行くと、広ーい公園(?)の横を通ったのだけど、緑が気持ちのいいこと! 水辺があって、遠くには風車。青々とした芝生には花が咲いていて、風は心地よい。 工芸美術館は、評判通りの素敵な美術館だった。 展示はもちろんのこと、建物と中庭が素晴らしい。 お昼をカフェでとって庭に出ると、これまた緑が気持ちがよくて、 ずっとここでのんびりしていたいと思ってしまった。 タンポポとデイジーがたくさん咲いていて、かわいすぎる。 デンマークはお花の国なのかな。 特別展示は、ちょうどマリメッコで、フィンランドへ行く前に堪能してしまった。 しかし、やっぱり私は美術館にいると落ち着く。








↑工芸美術館の中庭。白いのはお花。


Noreportに戻って、古本屋巡りをするはずが、一軒はちょうど店じまいをしていて、もう一軒は閉まっていた…。 土曜日なので、お店は早く閉まってしまうところが多い。 古切手屋さんはまだ開いていたので、嬉々として入る。 お店のオジイサンは、最初は相手にしていなかったのだけど、 私がしつこく店内を見ていたので、声をかけてくれた。 スカンジナビア・セットとデンマークのクリスマス切手を購入。 もうお店を閉めるから早く見ろ、とクリスマス専用ファイルを見せてくれた。 うーむ。トキメキます。 その後、Danish Art&Christmas shopへ。デンマークと言えばクリスマス。 ここは、デンマークの手工芸品しか扱っていないらしい。 フレンステッドのモビールも充実していた。 ここでは主に 家族へのお土産を購入。 ここにきて、やっぱり足と腰と肩がパンパン。あんまり速く歩けない。 去年より体力は戻ってきたと思うけど、昔とは違って、 あんまり無理のできない身体になってしまった。 よろよろとスーパーのイヤマへ。 イヤマ・ガールのグッズが欲しいと思ったのだけど、見当たらなかった。 果物やヨーグルト、飲み物などを買ってホテルへ戻る。 こっちの食品のパッケージ・デザインはかわいくて有名だけど、ほんとにいいな~。


■4/29(日)Copenhagen どうも体力がないため、本当はぜひ行きたかったのだけど、 オーデンセに遠出するのをあきらめる。 3日間有効のコペンハーゲン・カードを購入しているので、それを存分に活用することにする。 まずは、郊外の絶対行きたかったスポット、ベルビュー・ビーチへ。 ヤコブセンの監視塔や集合住宅を見に。 Klampenborgの駅は、まあ!のどか。なぜか馬車があったり。 そして、すぐそこはもう海!あまりの気持ちよさに、しばし呆然とする。 午前中だったせいか、人は本当にちらほら。 この寒いのに、女の子たちは、キャーキャー言いながら海に入っていた。スゴイ。 しましまの監視塔やポールの向こうに、おだやかーな海がキラキラしている。 ビーチの前は芝生になっていて、海+砂浜+芝生というのが素晴らしい。 あーほんとに気持ちのよいところだ。






↑ヤコブセンデザインの監視塔。

キョロキョロして、ベルビュー・シアターとベラビスタ、スーホルムを発見。 遠くから写真を撮り、さらにスーホルムの敷地内をちょこっと回ってみた。 すごく丁寧に住んでいるという印象。

けっこう、時間をくいつつ、次なる目的地、ルイジアナ美術館へ。 車窓から見えるのは、緑が多くて、あまり起伏が激しくなく、なだらかな土地。 郊外ほど、一軒家が多くなるようだ。 ルイジアナ美術館のあるHumlebakは、立ち並ぶおうちが本当にかわいくて、 庭のお花や木もかわいくて、こんなところに住みたい…と思ってしまった。 ルイジアナ美術館は、日曜日だったせいか、超コミコミ! 展示を見る分は、まあ平気な混み具合なのだけど、カフェには長蛇の列が…。 おかげですごく時間をくってしまった。 でも、ここもやはり評判どおりの気持ちのよい空間だった。展示も充実。 常設の現代美術もよかったし、特設のシンディー・シャーマンと中国現代美術は、 かなり濃くて見応えたっぷり。 ここは、海に面していて、庭には楽しい彫刻がいろいろあるし、 広ーい芝生に寝転んで海を眺められるなんて最高。 今日は人が多くて、ちょっとげんなりしてしまったけど、人が少なかったら本当に最高だと思う。 私の一番のお気に入りは、子供のワークスペース。 子供たちの作ったものが、いろいろ見れて面白かった。 中国の展示の内容と連動したワークショップをやっていて、こういうのいいなと思った。 地下では、実際に子供たちが絵を描いたり、粘土をいじったりしていた。 ここで、くるくる巻き毛の天使ちゃんと、しばし遊ぶ。 1~2才かな?ニッコリかわいかった!








↑子供の作品。たぶん、3原色や混合色のお勉強?


美術館を堪能して、コペンハーゲンに戻ると、すでに夕方。 日曜日なので、ほとんどのお店は閉まっていて、街はえらく静か。 市内は、観光らしきことはほとんどしていないので、とにかくローゼンボー離宮や アメリエンボー宮殿、ニューハウンを歩く。 ここはさすがに観光客がいっぱい。 ニューハウンはかわいい街並なのだけど、恐ろしいほど観光客がいて、ザ・観光地していた。 店の閉まったストロイエを歩いてホテルまで帰る。 今日は、思ったよりも時間を取られて予定していたものに行けなかったのだけど、 やっぱり、郊外はいいなあ。だから大満足。


■4/30(月)Copenhagen→Malmo 午前中は、まず、Yさんおすすめのラウンド・タワーへ。 思ったより小さくて、ちょうどよい高さ。 ぐるぐる螺旋上に坂(?)を登ってゆく。馬車でも登れるように作ったらしい。 白い壁の質感とグレーがかった黄色いレンガの質感がとても好き。 てっぺんまで登ると、コペンハーゲンの街が一望できる。気持ちよい。 塔を出ると、チビッコのバイオリン弾きの集団がミニコンサート(?)をしていた。 たどたどしい演奏でかわいい。 近所に絵本屋さんを発見。思わず入って物色。 あんまり時間がなかったのだけど、デンマークのオリジナルらしい絵本を購入。 このお店は、ロゴマークの女の子と男の子がかわいくて、その模様の包装紙にわざわざ包んでくれた。






↑チビッコ楽団。

ストロイエを歩いてデンマーク・デザインセンターへ向かう途中、 横道を通ると、“カーサリンガ”を発見。 半地下のお店で、ちょうど足下に窓があってディスプレイしてあったものがあまりにかわいく、 思わず足を止めたら、そのお店だった。 入りたいけど時間はないし、お金もなかったので、仕方なく窓から覗くだけで満足してデザインセンターへと急ぐ。 デザインセンターは、思ったよりも小さくて、さくさく回れたので助かった。 大急ぎでホテルへ戻り、荷物を取って駅へ。 マルメへ移動。

13時に、マルメ駅のバーガーキング前で、今はマルメに住んでいるお友達Yさんと待ち合わせだったのだけど、20分近く遅刻。申し訳ない!でも無事に会えてよかった~~。 車に乗せてもらい、なんだか素敵なギャラリーのカフェへ連れていってもらう。 今日のランチは、アスパラを使っていておいしかった! 展示はちょうどやっていなかったけれど、何にもないギャラリーの空間がすごーく広くて、 床の木の様子とかが妙に気持ちよい。天井もガラスで面白い造りだった。 いいな~こんなギャラリー。素敵。

満腹で、地元のセカンドハンドのお店へ連れて行ってもらう。 市民が、いわゆる不要品をもってきて、それを売っているリサイクルショップ。 超安い!そして、いろいろじっくり見ると、掘り出し物があるみたい。わくわく。 食器は買えないので、やっぱり本を購入。 どんどん本がたまって、荷物が重くなってゆく…。 さらに、古本屋さん→セカンドハンドのお店を巡るけれど、ことごとく、closed。 なぜなら、明日(5/1)はメーデーで、スウェーデンは休日。 今日は月曜で、ちょうど日曜と休日の間になってしまったので、 ついでに休むところが多いみたい…。 お店の営業時間も、こっちは16時までとかが多い。はやいよー閉まるの。 でもこっちの方が正しくて、日本の方が変なのかもな~。 仕方ないので、急きょ、隣り街のルンドへドライブ。わーい。 ここの街の大聖堂は、なかなかよかった。 Yさんは、この街の語学学校に通っているらしい。 ダンナさんの勤め先も付近にあるらしい。 マルメの方が、街は大きくて便利だけど、ルンドは、こぢんまりしていて、 大学があるので学生も多い。

街歩きしていたら、浮かれた高校生があちこちでお酒を飲んで騒いでいた。 どうやら解禁日(卒業式?)だったのかな?たぶん。 かわいいおばあちゃんがやっているというお店も閉まっていて残念。 今日はウィンドウショッピングの日だな。 街歩きの途中、幼稚園を発見。手書きの看板で、かわいかった。








↑ルンドの大聖堂

マルメに戻り、スーパーへ寄って、おうちへ。 すっごく素敵なおうち!吹きぬけ、ロフト付きで広々。 また、家具やら置いてあるものが、いちいちかわいくてキョロキョロしっ放し。 いいな~こんなところに住んでいたら、私だったら日本に帰る気をなくすわ…。 Yさんの作った陶器や布も見せてもらう。 よい!日本に帰ってきたら、ぜひ展示をしてほしい! なんだか楽しそうに暮らしていて、うらやましいぞ。 手料理をごちそうになり、至れり尽せりで幸せ。 ダンナさんはちょうど出張中で、会えなかった。


■5/1(火)Malmo→Copenhagen→Stockholm 今日はゆっっくり朝ごはん。 スウェーデンでメジャーだというザリガニもいただく。 見た目はエビのよう。剥き身になっていて、香草で味付けしてある。 たしかにクセはあるけど、大丈夫。 おいしい朝ごはんになごむ。でも出発。 マルメ城を横目に見つつ、フォルム・デザインセンターへ。 しかし、無休のはずなのにお休み…またしても。 メーデーだからな~仕方ない。 街歩きするも、お店はほとんど休みで、またまた窓から覗き見る。 やはりこっちは、インテリアショップが充実。 メーデーのデモ行進が楽しそうに行なわれている。 家族連れや、けっこう若者が多い。 カフェで休憩して、駅まで送ってもらう。ここでYさんと別れてコペンハーゲン空港へ。








↑マルメの路地

ちょうど旅の真ん中で、友だちに会えて、一息つけた感じ。 日本語でいっぱいしゃべれたし。有り難いなあ。 Yさんは、まだ旅行者気分だと言っていたけど、私から見ると、ちゃんと暮らしていて、カッコよかった! やっぱり、一泊でも泊めてもらってよかった。 ほんとは住みつきたいぐらいだったけど(笑)。 SASへ乗って、ストックホルムへ。 荷物がすでに20kgを超えていて、超過料金を払う。 ひえーやっぱりストックホルムで荷物をいくらか郵送しよう。 憧れのSASは、時間帯が悪かったのか、格安便だからか、 機内では何も出ないし、すごく汚れていて、残念だった。 バスでストックホルム中央駅付近へ出て、うろうろしつつ、無事にホテルに到着。 なぜか、ツインの部屋を割り当てられ、広々!ラッキー! 今回のホテルが今までで設備は一番いいかも。 便器や流しがグスタフスベリ製だった。さすがスウェーデン。

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