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はじめて出会う絵本・1

音の響き、リズム、シンプルな絵(色、形)










生後6ヶ月ごろから、少しずつ絵本に触れてきたのですが、最初は私が期待するような反応はしませんでした。絵本の中身を見ているのではなく、まず興味があるのは「本そのもの」でした。赤ちゃんはいろんなものを触って舐めて確かめますが、要するに物体として興味を持つ、というのが正しいと思います。 何だ??この物体は??と興味津々で、まず触って引っ張ってみたり、舐めてみたり…という感じでした。(そうして、破られた絵本は数知れず…泣)

そんな中で、中身にも反応を示していたのが、『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ/作・絵/偕成社)と『もこもこもこ』(谷川俊太郎/作・元永定正/絵/文研出版)です。 だいたい、絵本を最後まで読めずに、途中で子どもの手が出てきて絵本を奪われるというパターンなのですが、最後までちゃんと見てくれる数少ない絵本でした。不思議です。言葉の響きとリズム、シンプルな色と形、そういうものが、赤ちゃんは興味があるのでしょうね。 もう少し月齢が進んで、喃語をしゃべるようになると、「ぶーぶー」とか「わんわん」とか言葉をまねしたり、絵本の絵を指差ししたり、成長の過程で楽しみ方が少しずつ変わっていくのも面白いです。 『ぶーぶーぶー』(こかぜさち/文・わきさかかつじ/絵/福音館書店)は、車好きの息子はもちろんですが、娘も「ぶーぶーぶー」「ぷっぷっぷっ」とまねするのが大好きでした。発音の練習をしていたのかなあと思います。 この絵本は、声に出して読んでいると、とてもリズミカルで読みやすかったです。 赤ちゃん絵本は、大人が声に出して読むわけですから、言葉の響き、リズムというのは、すごく大事だなあと、気づかされました。 ちなみに我が家では、元永定正さんの絵本『もけらもけら』『がちゃがちゃどんどん』『ころころころ』(福音館書店)や、五味太郎さんの『るるるるる』(偕成社)なども人気です。

2017/10/06

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